長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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昨日は都美術館での「フェルメール展」に行く。
上野公園内にある立看板には、「○分待ち」と待ち時間を表示する欄がしっかり用意されている。平日のこの日は待ち時間0ではあったが、それでもかなりの混みよう。展示室もそう広くはないので休日などは相当待たなくてはならないのだろう。
フェルメール展の入口部分は階下空間が吹き抜けで見下ろせるようになっているので、ちょうどいま下部の展示室(彫塑室)で開催されている現代アーチストセンター展がそこから望める。
えらく目立っていた大型のテントのような作品は鑑賞者が中にはいって体感するというものだった。個人的な発想としては、せっかくなので上から見ても面白いとよかったと思う。
この日、行き帰りの電車内では展覧会にあわせて「私はフェルメール~20世紀最大の贋作事件(フランク・ウィン著)」を読んでいた。
フェルメールの贋作者として知られるファン・メーヘレンの生涯を小説風に記したノンフィクション。監訳者(フェルメール研究者の小林頼子氏)による「あとがき」は、贋作やフェルメールについて、本書の背景も含めてわかりやすく解説しており必読。
昨夜は、長岡のギャラリー沙蔵で舞踏公演(?)があったらしい。
画廊HPでは告知されておらず詳細は不明だったが、神奈川在住の知人作家から「知り合いが出演するから」とメールがきていた。帰路に立ち寄ってみるつもりが長岡帰着が大幅に遅くなり、間に合わずに残念だった。
上野公園内にある立看板には、「○分待ち」と待ち時間を表示する欄がしっかり用意されている。平日のこの日は待ち時間0ではあったが、それでもかなりの混みよう。展示室もそう広くはないので休日などは相当待たなくてはならないのだろう。
フェルメール展の入口部分は階下空間が吹き抜けで見下ろせるようになっているので、ちょうどいま下部の展示室(彫塑室)で開催されている現代アーチストセンター展がそこから望める。
えらく目立っていた大型のテントのような作品は鑑賞者が中にはいって体感するというものだった。個人的な発想としては、せっかくなので上から見ても面白いとよかったと思う。
この日、行き帰りの電車内では展覧会にあわせて「私はフェルメール~20世紀最大の贋作事件(フランク・ウィン著)」を読んでいた。
フェルメールの贋作者として知られるファン・メーヘレンの生涯を小説風に記したノンフィクション。監訳者(フェルメール研究者の小林頼子氏)による「あとがき」は、贋作やフェルメールについて、本書の背景も含めてわかりやすく解説しており必読。
昨夜は、長岡のギャラリー沙蔵で舞踏公演(?)があったらしい。
画廊HPでは告知されておらず詳細は不明だったが、神奈川在住の知人作家から「知り合いが出演するから」とメールがきていた。帰路に立ち寄ってみるつもりが長岡帰着が大幅に遅くなり、間に合わずに残念だった。
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ONE Mart EXPRESS Ⅴ
会期:9月19日(金)~9月28日(日)/水曜・木曜休館
会場:今井美術館 企画展示室 【見附市】
10:00~17:00(最終日は16:00まで)/入場無料
毎年、同美術館で開催しているシリーズ。 20代30代といった若い世代のクリエイターを中心に、絵画、インスタレーション、立体、染め、アニメーション等、11人がそれぞれの多様な表現を繰り広げる。
最終日9月28日(日)にはアーティストトークあり。(午後3時~、ゲスト:前山忠氏)
出展:
anmo(新潟市)/飯塚富久(長岡市)/今井朝子(燕市)/笠原もなか(長岡市)/笹川阿沙子(新潟市)/ササキアイコ(新潟市)/佐藤敦子(新潟市)/柴山明子(千葉県浦安市)/高橋トオル(新潟市)/中田歩(長岡市)/抜山理枝(神奈川県小田原市)/
会期:9月19日(金)~9月28日(日)/水曜・木曜休館
会場:今井美術館 企画展示室 【見附市】
10:00~17:00(最終日は16:00まで)/入場無料
毎年、同美術館で開催しているシリーズ。 20代30代といった若い世代のクリエイターを中心に、絵画、インスタレーション、立体、染め、アニメーション等、11人がそれぞれの多様な表現を繰り広げる。
最終日9月28日(日)にはアーティストトークあり。(午後3時~、ゲスト:前山忠氏)
出展:
anmo(新潟市)/飯塚富久(長岡市)/今井朝子(燕市)/笠原もなか(長岡市)/笹川阿沙子(新潟市)/ササキアイコ(新潟市)/佐藤敦子(新潟市)/柴山明子(千葉県浦安市)/高橋トオル(新潟市)/中田歩(長岡市)/抜山理枝(神奈川県小田原市)/
【過去展の記事】
■2005年(アートピックス) ■2007年、他
右は、この月曜(8月18日付)の朝日新聞(新潟版)から。
先ごろ新潟市内で「LIFE-mag」というインタビュー雑誌が創刊されたのだが、その主宰者とともに紹介している。
「LIFE-mag」は、政治や福祉、音楽、工芸など様々な分野の人へのインタビューで構成した雑誌。取材、インタビュアから編集・制作、はては営業活動や書店への配本にいたるまで、すべてひとりの手でおこなわれている。
その主宰者Kさんとは創刊前にたまたま会う機会があり、インタビュー雑誌への「熱い」思いを聞いていたが、その仕上がりも個人編集雑誌としてはなかなか「厚い」。オールカラーで全50ページくらいあるだろうか。
価格は420円。新潟絵屋でも取り扱っている。ギャラリー奥の「インフォメーション&ミニshop」コーナーにて販売中。
先ごろ新潟市内で「LIFE-mag」というインタビュー雑誌が創刊されたのだが、その主宰者とともに紹介している。
「LIFE-mag」は、政治や福祉、音楽、工芸など様々な分野の人へのインタビューで構成した雑誌。取材、インタビュアから編集・制作、はては営業活動や書店への配本にいたるまで、すべてひとりの手でおこなわれている。
その主宰者Kさんとは創刊前にたまたま会う機会があり、インタビュー雑誌への「熱い」思いを聞いていたが、その仕上がりも個人編集雑誌としてはなかなか「厚い」。オールカラーで全50ページくらいあるだろうか。
価格は420円。新潟絵屋でも取り扱っている。ギャラリー奥の「インフォメーション&ミニshop」コーナーにて販売中。
新潟市美術館で水俣・新潟展を開催中。
水俣病事件に関する展覧会。同展は1996年の東京を皮切りに全国18ヶ所で開催されてきたが、今回の新潟展においては、新潟水俣病発生の正式発表から43年を数えながらいまなお終わらない「新潟水俣病事件」についても企画を大幅に加えている。
資料の展示のほか、「水俣」シリーズで知られる記録映画作家・土本典昭夫妻が収集した患者遺影の空間展示や、写真展示(W.ユージン・スミス+アイリーン・M.スミス、桑原史成、塩田武史、芥川仁、宮本成美)、美術展示(丸木位里・俊、中村正義、中村一美)なども。
主催:認定NPO法人 水俣フォーラム、共催:新潟市
会期:8月24日(日)まで(月曜休館)/入場料:一般1200円
水俣病事件に関する展覧会。同展は1996年の東京を皮切りに全国18ヶ所で開催されてきたが、今回の新潟展においては、新潟水俣病発生の正式発表から43年を数えながらいまなお終わらない「新潟水俣病事件」についても企画を大幅に加えている。
資料の展示のほか、「水俣」シリーズで知られる記録映画作家・土本典昭夫妻が収集した患者遺影の空間展示や、写真展示(W.ユージン・スミス+アイリーン・M.スミス、桑原史成、塩田武史、芥川仁、宮本成美)、美術展示(丸木位里・俊、中村正義、中村一美)なども。
主催:認定NPO法人 水俣フォーラム、共催:新潟市
会期:8月24日(日)まで(月曜休館)/入場料:一般1200円
「独り+35人の原風景」展
会期:8月21日(木)~30日(土)/会期中無休
9:00~17:00(最終日14:00終了)
会場:東京都美術館 (第1、第2彫塑室、ギャラリー)
隔年で開催している「原風景展」の総集編的展覧会として例年よりスケールアップし、都美術館地下の全展示室を使っての開催。
「原風景展」には私自身も2002年、04年の2度参加しているが、今回は残念ながら出展せず。新潟からは鉄彫刻の霜鳥健二氏が出展。
出展:阿部朝日、阿部隆、井川惺亮、石本光男、上坂公輔、後啓子、小川美和子、梶田孝史、勝田徳朗、金澤安宏、日下正彦、倉重光則、小林恒夫、斉藤優子、佐藤久一、島村宗充、霜鳥健二、セツスズキ、高島芳幸、高橋辰雄、田口みどり、武内カズノリ、竹内博、団野雅子、津野元子、中村銀子、新里陽一、西村のんき、沼尻昭子、野村俊幸、東裕二、宮下圭介、山岸俊之、山田葉子、山本裕子、吉岡まさみ/36作家
主催:現代アーチストセンター
会期:8月21日(木)~30日(土)/会期中無休
9:00~17:00(最終日14:00終了)
会場:東京都美術館 (第1、第2彫塑室、ギャラリー)
隔年で開催している「原風景展」の総集編的展覧会として例年よりスケールアップし、都美術館地下の全展示室を使っての開催。
「原風景展」には私自身も2002年、04年の2度参加しているが、今回は残念ながら出展せず。新潟からは鉄彫刻の霜鳥健二氏が出展。
出展:阿部朝日、阿部隆、井川惺亮、石本光男、上坂公輔、後啓子、小川美和子、梶田孝史、勝田徳朗、金澤安宏、日下正彦、倉重光則、小林恒夫、斉藤優子、佐藤久一、島村宗充、霜鳥健二、セツスズキ、高島芳幸、高橋辰雄、田口みどり、武内カズノリ、竹内博、団野雅子、津野元子、中村銀子、新里陽一、西村のんき、沼尻昭子、野村俊幸、東裕二、宮下圭介、山岸俊之、山田葉子、山本裕子、吉岡まさみ/36作家
主催:現代アーチストセンター
お盆休みにはいる前のことだが、みずすまし亭さんの事務所で「関川夏央/中年シングル生活」(講談社文庫)を読んだ。
事務所の本棚にあったものであるが、展覧会パンフの制作を頼んでいた折にPCトラブルやら何やらと出来上がるまでだいぶ間があり、その際のいわば時間つぶしである。
関川夏央は長岡出身で、同じ高校を出ていることも知っていたが、知っていたのは実はそれくらいで、谷口ジローと組んだ有名な共作漫画もそういえば読んでなかった。そんなことを思いつつ何気に読み出したところ、これが実に面白いエッセイ。時間つぶしどころか、けっこうはまってしまった。それが仕事なのだから当然といえばそうなのだが、それにしてもうまい文章を書けるもの。
さて、今月下旬には「BLUE Sky Project 国際美術展」が開催される。今年で第3回展。今回も出展することになっており、今日が作品締切だということで、宅急便(即日便)でいまほど送付した。
昨年と同じく「写真」でコラボレートした平面作品。
事務所の本棚にあったものであるが、展覧会パンフの制作を頼んでいた折にPCトラブルやら何やらと出来上がるまでだいぶ間があり、その際のいわば時間つぶしである。
関川夏央は長岡出身で、同じ高校を出ていることも知っていたが、知っていたのは実はそれくらいで、谷口ジローと組んだ有名な共作漫画もそういえば読んでなかった。そんなことを思いつつ何気に読み出したところ、これが実に面白いエッセイ。時間つぶしどころか、けっこうはまってしまった。それが仕事なのだから当然といえばそうなのだが、それにしてもうまい文章を書けるもの。
さて、今月下旬には「BLUE Sky Project 国際美術展」が開催される。今年で第3回展。今回も出展することになっており、今日が作品締切だということで、宅急便(即日便)でいまほど送付した。
昨年と同じく「写真」でコラボレートした平面作品。
新井駅前「スタジオゼロ」での「舟見倹二 BOX ART展」を観にいったところ、会場で偶然、霜鳥聡志氏にお会いした。日経アーキテクチュアの30代建築家特集のほか、新潟日報でも先日取り上げられていた若手建築家である。
氏の建築デビュー作となる「妙高の家(HOUSE-S)」では、今春に舟見作品とのコラボレーション展を開催している。コラボ企画も建築も設計者なりも興味深々だったが当日あいにく都合がつけられず、ひじょうに残念に思っていたこともあってグッドタイミング。展覧会場で話がはずみ、帰路にその「HOUSE-S」に案内いただいた。間仕切りのない家。外光を柔らかく空間に取り入れている。
(興味あるかたは霜鳥聡志建築事務所のHPを。シンプルな外観の上画像は同HPからの転載です。)
さて、舟見倹二展の会場風景を右に。
今回の個展には画廊のシリーズ企画として「PEACE&LOVE~それぞれの~」というテーマが設定され、ボックスアート作品とともに、制作中の思考等を記した制作メモが公開展示されている。
展に対する作家コメント(会場内でプリント配布)から、以下一部分だけ抜粋して。
「‥(前略)‥この平和と愛という表題から少し距離をおきながらも、いまわしい戦争への構造を回顧や追憶とは別に、ARTからの発信と思っています。
展示されたbox作品に併置された制作MEMOには、その思考と制作過程でのスケッチ等、パネルに貼りつけています。不思議に、制作中いろいろな憶い記憶が次々に浮上、鉛筆を走らせました。」
(2008.8 舟見倹二)
氏の建築デビュー作となる「妙高の家(HOUSE-S)」では、今春に舟見作品とのコラボレーション展を開催している。コラボ企画も建築も設計者なりも興味深々だったが当日あいにく都合がつけられず、ひじょうに残念に思っていたこともあってグッドタイミング。展覧会場で話がはずみ、帰路にその「HOUSE-S」に案内いただいた。間仕切りのない家。外光を柔らかく空間に取り入れている。
(興味あるかたは霜鳥聡志建築事務所のHPを。シンプルな外観の上画像は同HPからの転載です。)
さて、舟見倹二展の会場風景を右に。
今回の個展には画廊のシリーズ企画として「PEACE&LOVE~それぞれの~」というテーマが設定され、ボックスアート作品とともに、制作中の思考等を記した制作メモが公開展示されている。
展に対する作家コメント(会場内でプリント配布)から、以下一部分だけ抜粋して。
「‥(前略)‥この平和と愛という表題から少し距離をおきながらも、いまわしい戦争への構造を回顧や追憶とは別に、ARTからの発信と思っています。
展示されたbox作品に併置された制作MEMOには、その思考と制作過程でのスケッチ等、パネルに貼りつけています。不思議に、制作中いろいろな憶い記憶が次々に浮上、鉛筆を走らせました。」
(2008.8 舟見倹二)
9月の拙アトリエ企画イベントを、右の「展覧会情報」欄に記載しました。
毎年今井美術館を会場に企画開催している「ONE Mart EXPRESS」展(昨年は7月の開催でしたが今年は9月となりました)のほか、佐藤秀治展、児玉瑞子展と3つあります。 詳しくは追ってアップしていきますが、まずは日程から先にご紹介。
■佐藤秀治展 モラトリアム~1947年生まれのアイディンティティ
会期:9月5日(金)~14日(日)/金・土・日曜のみの開館
会場:今井美術館
■児玉瑞子展
会期:9月6日(土)~10月5日(日)/会場:エスクィント
■ONE Mart EXPRESS Ⅴ
会期:9月19日(金)~9月28日(日)/水曜・木曜休館
会場:今井美術館
出展:県内外11名
また、エスクィントでの「4人展~1950-2005 EXHIBITION From 点」は好評ということもあり、会期を8月31日(日)まで延長して開催しています。
画像は同展より、レストラン部分を撮影したもの。左手奥がギャラリーになっています。
毎年今井美術館を会場に企画開催している「ONE Mart EXPRESS」展(昨年は7月の開催でしたが今年は9月となりました)のほか、佐藤秀治展、児玉瑞子展と3つあります。 詳しくは追ってアップしていきますが、まずは日程から先にご紹介。
■佐藤秀治展 モラトリアム~1947年生まれのアイディンティティ
会期:9月5日(金)~14日(日)/金・土・日曜のみの開館
会場:今井美術館
■児玉瑞子展
会期:9月6日(土)~10月5日(日)/会場:エスクィント
■ONE Mart EXPRESS Ⅴ
会期:9月19日(金)~9月28日(日)/水曜・木曜休館
会場:今井美術館
出展:県内外11名
また、エスクィントでの「4人展~1950-2005 EXHIBITION From 点」は好評ということもあり、会期を8月31日(日)まで延長して開催しています。
画像は同展より、レストラン部分を撮影したもの。左手奥がギャラリーになっています。
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長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。
■連絡はこちら↓
mail:
correspon☆hotmail.co.jp
(☆を@に)
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。
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