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長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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今朝の新潟日報(8月19日付朝刊)に、明日から始まる「真夏の動物園展」のレビューが掲載されています。筆者の了解をえて以下転載します。

0bc20d4b.jpg真夏の動物園~12人のアーティストによる愉快なアニマルたち~(8月20~30日、柏崎市学校町3のギャラリー十三代目長兵衛にて)
わが国では、古来より干支(えと)や招福に動物が好まれていた。人々は、掛け軸の絵柄の竜虎の雄姿などに、あこがれや生き方を重ねた。ミッキーマウスよりはるか昔に、鳥獣戯画で擬人化表現も生み出して楽しんでいた。今日の動物との接し方は、癒やしの対象か、外見の「カワイらしさ」に自らを委ねることにあるようだ。
開廊時より「ユニークなアートへの誘い」を旗印に意欲的な取り組みで知られる当画廊だが、今回はターゲットを親子や家族に広げ、アニマル・アートを企画した。ほのぼのとした作風の12人の作家(千葉、神奈川各2人、東京、埼玉、長野各1人、本県5人)を招待し、「真夏の動物園」と命名。墨や油彩などの絵画やイラストに加え、陶や流木、張り子、段ボールなど自由素材のオブジェも展示する。
6c09ac05.jpg亀、猫、ペンギン、虎、牛、猿、鶏…など種や生息地が異なる、ある意味孤独な動物たちを一堂に招き寄せることは、見る側だけでなく、作り手や企画者にも心躍る出会いが期待される。
癒やし系ペットや野生動物のコケティッシュな表情やしぐさを表現した創作世界。へんてこりんな造形に託された作者のメッセージを読み解くことも楽しみ方の一つ。分かりやすく、説明は不要。この感じが自分は好き!と言いきれるのが一番だと思う。
暗い話題が多いご時勢、疲れたとき、悩んだときにホッとできるアイテムは大切。そんな一瞬の息抜き、気分転換にはお勧めである。

(佐藤秀治・美術家)



※本日の同じ紙面には、大倉宏さんによる「水と土の芸術祭」についての記述もありました。  
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長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


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