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長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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7b17eb20.jpg信田俊郎VS関根哲男
会期:4月21日(火)~26日(日)
会場:新潟市美術館内・市民ギャラリー

以下は、本日(4月21日付)の新潟日報「アートピックス」から。 65a8a9db.jpg

本展は信田俊郎と関根哲男という県内アート界できわめて精力的な制作活動をおこなっている二人の展示であるが、届いた案内には「二人展」どころか、そもそも「展」という言葉さえなく、VS(バーサス)とだけ記されている。信田「アンド」関根ではなく対決を表す「バーサス」であることは、単に見せあうだけの展示とは一線を画し、作品での真剣勝負を挑むという意図であろう。背中あわせの一部屋ずつをそれぞれ使っての展観である。
二人とも、ここ数年に渡ってシリーズとして継続している仕事で臨む。関根は画面に布片を幾重にも貼り重ね、バーナーで焼くという手法の「原生」シリーズ。執拗に繰り返す行為の集積は、高い密度をもちながら重厚な画面を形成し、昨年からは仏頭や位牌を布片に封じ込めての新展開が加わった。一方、油彩作品の信田は、暖かい色彩と柔らかいグリッドの構成が印象的な「光の場所」と題したシリーズの新作。使う素材や色彩など見事に対照的であるが、互いに大作であり、相通ずるものは制作へかける圧倒的なエネルギーと、その背後にある自己の表現を追求し続けるぶれない姿勢である。
展名のバーサスからは、この二人の強力な個性がせめぎあう、「場」としての魅力を想起させる。真剣勝負のせめぎあいのなかで、二人の世界がより浮き彫りになってみえることだろう。個々の作品の表層だけではなく、根底にある作家の情念なども感じ取りながら味わってほしいと思う。

 (外山文彦・美術作家)

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長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


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