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長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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長崎旅行帰りのTさんから「軍艦島にも行った」と聞かされたのだが、MySkipに時々執筆してもらっているKさんもブログでちょうど軍艦島について書かれていた。奇しくも同じ日であった。
軍艦島とは通称で、正式名は端島(はしま)という。長崎の沖合にある周囲1キロほどの小さな無人島。石炭の採掘のための島で、ピーク時には5300人が暮らしており世界で最も人口密度の高い島だったが、1974年の炭鉱閉山によりそのまま島ごと廃墟となった。1916年に、日本で初の鉄筋コンクリート造のアパートが建てられたことでも知られる。
b74eb0c3.jpg最近は産業遺産としてメディアで取りあげられることも多く、観光客の立ち入りも(ごく部分的だが)認められるようになったので認知度も高まったが、以前は一般にはほとんど知られてなかったかと思う。90年代後半に、アンセル・アダムス写真センターなどアメリカ国内5か所と日本の4つの美術館を巡回した「ランド・オブ・パラドックス」という写真展があったが、出展作家のひとりの雑賀雄二氏が軍艦島の写真をシリーズで出展しており、私自身は同展にて初めて接した。
同展はキュレイターに福のり子、出展が雑賀雄二、畠山直哉、小林のりお、山根敏郎の4作家。軍艦島も含めて実に鮮烈な印象の写真展だったことを思い出し、書棚の奥から当時購入した展カタログを取り出してきた次第。10年以上前に発行されたカタログだから今や入手困難かと思ったものの、アマゾンを見たら古本で安価に売っていた。なんとも便利なものである。


ランド・オブ・パラドックス
(論)
-序-パラドックスを越えて(河崎晃一/芦屋市立美術博物館学芸課長)
二度と戻らない風景-新しい風景写真に関する考察(アンディ・グルンドバーグ)
ランド・オブ・パラドックス(福のり子/インディペンデント・キュレーター)
(作品)
 雑賀雄二/畠山直哉/小林のりお/山根敏郎
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長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


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