長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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今日は朝一で今井美術館「多極の視点」会場に立ち寄り、一時間ほど滞在したあと、午後からのgt.moo gallery「June BRIGHT!!」展の作品展示作業のため新潟市へ。右は、その作業中の光景です。 (県内の若手クリエイターが12人集まっての展示です。)
金曜に始まった「多極の視点」は来場者の反応がすこぶるよいと美術館のかたから聞きました。「見応えのある展示だ」と感想を言われるかたも多いとのことで、評判がよいのは嬉しいかぎりです。
作家構成や企画意図はまったく違いますが、こちらの「June BRIGHT!!」展のほうもなかなか面白みのある展示になったように思います。こちらは12日(金)からの開催です。
昨日の土曜で「マイスキップのあゆみ」展が終了したので、昨日は片づけ作業に出向きました。片づけやら展示やらとが連続してめまぐるしい週末でしたが、 ここでは片付ける前に懐かしの創刊号を写真におさめたので左に。もうバックナンバーは残っておらず貴重品(?)です。
金曜に始まった「多極の視点」は来場者の反応がすこぶるよいと美術館のかたから聞きました。「見応えのある展示だ」と感想を言われるかたも多いとのことで、評判がよいのは嬉しいかぎりです。
作家構成や企画意図はまったく違いますが、こちらの「June BRIGHT!!」展のほうもなかなか面白みのある展示になったように思います。こちらは12日(金)からの開催です。
昨日の土曜で「マイスキップのあゆみ」展が終了したので、昨日は片づけ作業に出向きました。片づけやら展示やらとが連続してめまぐるしい週末でしたが、 ここでは片付ける前に懐かしの創刊号を写真におさめたので左に。もうバックナンバーは残っておらず貴重品(?)です。
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今井美術館での「多極の視点」、始まりました。
左はエントランスでの佐藤秀治さんのインスタレーション、 奥に見えるのがギャラリースペースになります。
■多極の視点 6月28日(日)まで(金・土・日曜のみ)、見附市・今井美術館で開催中。
http://atelierzen.blog.shinobi.jp/Entry/371/
左はエントランスでの佐藤秀治さんのインスタレーション、 奥に見えるのがギャラリースペースになります。
■多極の視点 6月28日(日)まで(金・土・日曜のみ)、見附市・今井美術館で開催中。
http://atelierzen.blog.shinobi.jp/Entry/371/
101号目となるMy-Skip 6月号が発行になっています。
「101匹わんちゃん」と同じように100ではなく101になってこそ意味がある、といったような話がmu-anでの記念トークイベントでありましたが、まぁともかくも無事に101号が発行されております。
トップページには長岡出身ミュージシャン・スネオヘアーへのインタビュー。特集面では100号記念関連ネタをもう少し続けてもよさそうなところ、それにまったく関係ない「シルクロードの旅」をもってくるところがskip「らしい」といえば「らしい」。
以下、目次の紹介です。
---〔Page 1〕---
・編集長インタビュー/ゲスト:原朋信&スネオヘアー (ミュージシャン)
---〔Page 2〕---
・【連載】牧野忠昌の「殿さん通信」 第25回 おばあちゃまと明治期の御先祖
---〔Page 3〕---
・【記事】十分杯
「十分はこぼるる」この戒めを表現した器を「十分杯」と呼び、古くから各地で創られてきた。その起源と伝搬を探る
---〔Page 4~5〕---
・ 【マイスキップ特集】 シルクロード30,000kmの旅 (寄稿:石原千明)
---〔Page 6〕---
・【連載】昆虫博士“虫屋の標本箱” 新シリーズ:長岡の昆虫6 ~さと山の妖精 アカシジミ~
(文:山屋茂人/長岡市立科学博物館館長)
・【インフォメーション】展覧会案内 /映論言いたい放題
---〔Page 7〕---
・【連載】秋山孝 長岡コレクション
・【連載】造形する風 ~上山良子のランドスケープの視点
第6回 “卒業生からの手紙:Sense of Wonder”
(文:上山良子/長岡造形大学学長・ランドスケープアーキテクト)
・【連載】時の忘れもの 第15回:ブロマイド (文:佐藤秀治)
・【記事】マイスキップ百号記念パーティ開催 ・百号記念によせて
---〔Page 8〕---
・【連載】異彩世代図鑑 第100回 田中弥絵
「101匹わんちゃん」と同じように100ではなく101になってこそ意味がある、といったような話がmu-anでの記念トークイベントでありましたが、まぁともかくも無事に101号が発行されております。
トップページには長岡出身ミュージシャン・スネオヘアーへのインタビュー。特集面では100号記念関連ネタをもう少し続けてもよさそうなところ、それにまったく関係ない「シルクロードの旅」をもってくるところがskip「らしい」といえば「らしい」。
以下、目次の紹介です。
月刊 My-Skip~長岡あれこれ情報誌~
Vol.101 (2009年6月号)
---〔Page 1〕---
・編集長インタビュー/ゲスト:原朋信&スネオヘアー (ミュージシャン)
---〔Page 2〕---
・【連載】牧野忠昌の「殿さん通信」 第25回 おばあちゃまと明治期の御先祖
---〔Page 3〕---
・【記事】十分杯
「十分はこぼるる」この戒めを表現した器を「十分杯」と呼び、古くから各地で創られてきた。その起源と伝搬を探る
---〔Page 4~5〕---
・ 【マイスキップ特集】 シルクロード30,000kmの旅 (寄稿:石原千明)
---〔Page 6〕---
・【連載】昆虫博士“虫屋の標本箱” 新シリーズ:長岡の昆虫6 ~さと山の妖精 アカシジミ~
(文:山屋茂人/長岡市立科学博物館館長)
・【インフォメーション】展覧会案内 /映論言いたい放題
---〔Page 7〕---
・【連載】秋山孝 長岡コレクション
・【連載】造形する風 ~上山良子のランドスケープの視点
第6回 “卒業生からの手紙:Sense of Wonder”
(文:上山良子/長岡造形大学学長・ランドスケープアーキテクト)
・【連載】時の忘れもの 第15回:ブロマイド (文:佐藤秀治)
・【記事】マイスキップ百号記念パーティ開催 ・百号記念によせて
---〔Page 8〕---
・【連載】異彩世代図鑑 第100回 田中弥絵
通巻100号刊行記念の「マイスキップのあゆみ」展が市民センター地下で開催中である。
100号分をただひたすら並べているだけなので、マイスキップに今まで縁のなかったかたにはこの怒涛のような量はつらいかもしれないが、読んだことのあるひとや、何かしらかかわっていた人にとっては、ところどころに懐かしさもあったりするから案外と面白いのではないかとも思う。会期が2週間近くもあるので、一日くらい会場でのんびりとそうした紙面のオンパレードを眺めて佇むのも悪くないと考えていたのだが、ここのところ忙しいうえにいくつか新しい仕事も舞い込んだものだからそうした時間は見事に吹き飛んでしまった。そうこうしているうちに展示はあさって6日(土)で終了である。
なかなか会場に立ち寄れないでいたが、今日は近くで秋のイベントの打ち合わせがあったので、それに同席したMさんらを誘って帰路に立ち寄ってみた。
企画特集面では、昔は一般にはほとんど知られていなかった「直江兼継」を2002年6月号ですでに取り上げていたり(担当Yさんの自慢です)、宮内・摂田屋地区の街並みの再発見再評価にしてもそうだけど、いま振り返ると先見の明みたいなところが確かにあったりする。そんな話をしながら見て歩く。
2005年12月号の特集では柏崎駅前にあった「赤レンガ棟」を取り上げているが、その写真がやはり目にとまるようで、「こんなよい建物があったのか」と質問を受けた。赤レンガ棟とは日本最古の製油所といわれる旧日本石油の柏崎工場内にあった明治期のレンガ造建築物で、そのころ保存運動が高まっていた。現場への取材を重ね、地元博物館からは古い写真資料の提供を受けるなど、かなり力を入れて特集記事にした。
(http://ameblo.jp/atelier-zen/entry-10006147787.html)。
取材した当時は、すでに決まっていた建物の全棟解体撤去という柏崎市の方針が、「解体工事を一時凍結し、解体するのか保存なのか再検討する時間をつくる」と異例の変更がなされた段階であった。 そのため記事の見出しには「保存か解体か・ゆれる赤レンガ棟」とつけたのだが、まさか中越沖地震で(ゆれすぎて)倒壊してしまうことになるとは思わなかった。形あるものはいつかなくなる、とは言っても、やはり残念でならない。
画像2点は現場取材時(2005年11月14日)に撮影した赤レンガ棟の外観と内観。この日はたしか途中から嵐のような大雨になった。そんな記憶が残っている。
100号分をただひたすら並べているだけなので、マイスキップに今まで縁のなかったかたにはこの怒涛のような量はつらいかもしれないが、読んだことのあるひとや、何かしらかかわっていた人にとっては、ところどころに懐かしさもあったりするから案外と面白いのではないかとも思う。会期が2週間近くもあるので、一日くらい会場でのんびりとそうした紙面のオンパレードを眺めて佇むのも悪くないと考えていたのだが、ここのところ忙しいうえにいくつか新しい仕事も舞い込んだものだからそうした時間は見事に吹き飛んでしまった。そうこうしているうちに展示はあさって6日(土)で終了である。
なかなか会場に立ち寄れないでいたが、今日は近くで秋のイベントの打ち合わせがあったので、それに同席したMさんらを誘って帰路に立ち寄ってみた。
企画特集面では、昔は一般にはほとんど知られていなかった「直江兼継」を2002年6月号ですでに取り上げていたり(担当Yさんの自慢です)、宮内・摂田屋地区の街並みの再発見再評価にしてもそうだけど、いま振り返ると先見の明みたいなところが確かにあったりする。そんな話をしながら見て歩く。
2005年12月号の特集では柏崎駅前にあった「赤レンガ棟」を取り上げているが、その写真がやはり目にとまるようで、「こんなよい建物があったのか」と質問を受けた。赤レンガ棟とは日本最古の製油所といわれる旧日本石油の柏崎工場内にあった明治期のレンガ造建築物で、そのころ保存運動が高まっていた。現場への取材を重ね、地元博物館からは古い写真資料の提供を受けるなど、かなり力を入れて特集記事にした。
(http://ameblo.jp/atelier-zen/entry-10006147787.html)。
取材した当時は、すでに決まっていた建物の全棟解体撤去という柏崎市の方針が、「解体工事を一時凍結し、解体するのか保存なのか再検討する時間をつくる」と異例の変更がなされた段階であった。 そのため記事の見出しには「保存か解体か・ゆれる赤レンガ棟」とつけたのだが、まさか中越沖地震で(ゆれすぎて)倒壊してしまうことになるとは思わなかった。形あるものはいつかなくなる、とは言っても、やはり残念でならない。
画像2点は現場取材時(2005年11月14日)に撮影した赤レンガ棟の外観と内観。この日はたしか途中から嵐のような大雨になった。そんな記憶が残っている。
昨日は、この金曜から始まる今井美術館「多極の視点」の作品展示作業でした。前にも書きましたが、今回の展示は「ギャラリー」スペースだけでなく、中庭や隣接する旧工場棟なども使ってのものとなります。
インスタレーションなど現場で制作展開する作家もいますので、その展示(制作)風景のいくつかを。左から、観音様に見守れながら中庭で作業する霜鳥さん、エントランスでのインスタレーションの佐藤さん。右下は旧工場内での井波さん。
昨日は出展11作家のうち9作家の展示が完了、今日も午後から続きの作業です。面白い作品が集まっており、かなりよい展覧会になるかと思います。オープンをどうぞお楽しみに。
■ 多極の視点-VIEW POINTS 2009-
6月5日(金)~28日(日)-金・土・日曜のみ開館- 於:今井美術館
■ 出展アーティスト
・Gallery
佐藤昭久(魚沼市)/下田俊範(糸魚川市)/田中幸男(見附市)/皆川奈緒子(新潟市)/山下幸治(長岡市)
・Entrance 佐藤秀治(長岡市)
・Garden 佐藤郷子(新潟市)/霜鳥健二(燕市)
・Factory 伊藤希代子(新潟市)/井波百合子(新潟市)/信田俊郎(新潟市)
インスタレーションなど現場で制作展開する作家もいますので、その展示(制作)風景のいくつかを。左から、観音様に見守れながら中庭で作業する霜鳥さん、エントランスでのインスタレーションの佐藤さん。右下は旧工場内での井波さん。
昨日は出展11作家のうち9作家の展示が完了、今日も午後から続きの作業です。面白い作品が集まっており、かなりよい展覧会になるかと思います。オープンをどうぞお楽しみに。
■ 多極の視点-VIEW POINTS 2009-
6月5日(金)~28日(日)-金・土・日曜のみ開館- 於:今井美術館
■ 出展アーティスト
・Gallery
佐藤昭久(魚沼市)/下田俊範(糸魚川市)/田中幸男(見附市)/皆川奈緒子(新潟市)/山下幸治(長岡市)
・Entrance 佐藤秀治(長岡市)
・Garden 佐藤郷子(新潟市)/霜鳥健二(燕市)
・Factory 伊藤希代子(新潟市)/井波百合子(新潟市)/信田俊郎(新潟市)
一気に読めそうだったので、一黙窯の本棚から「バカにならない読書術」(朝日新書)を借りた。
この本の名前は、「軽視することができない読書術」とも、「(間違ったことが書いてあるなどで) 読めば読むほどバカになる本もあるから、そうならないための術」とも読めてしまうが、はてどちらなのかとふと思う。まぁどちらでもよいのだが、第2部に「バカにならないための本選び」とあるから後者なのか。
2部構成で、第1部が養老孟司“「養老流」本の読み方”、第2部の「…の本選び」は養老孟司、池田清彦、吉岡忍の三氏による鼎談。
この本の名前は、「軽視することができない読書術」とも、「(間違ったことが書いてあるなどで) 読めば読むほどバカになる本もあるから、そうならないための術」とも読めてしまうが、はてどちらなのかとふと思う。まぁどちらでもよいのだが、第2部に「バカにならないための本選び」とあるから後者なのか。
2部構成で、第1部が養老孟司“「養老流」本の読み方”、第2部の「…の本選び」は養老孟司、池田清彦、吉岡忍の三氏による鼎談。
なかなか行けずにいたが、今日ようやく柏崎・13代目長兵衛の関根哲男展へ。
左の画像は同展から、ギャラリーの吹き抜け空間に再構成された「風神・雷神」と木彫の「手ぬぐいマン」。
風神・雷神は今年の「越後妻有・雪アートプロジェクト」で雪原に設置されたものと同じであるが、今展ではさすがに氏の個展らしくバージョンアップ(?)がなされて、褌の着用とあいなっている。
さて、右は今朝の新潟日報、生活面に掲載されていた特集記事。
「家の中、自分流に演出」するためにまずは食事や器に凝ろうということで、その「器」編として「一黙窯」が紹介されている。紙面左下の写真が一黙窯店内(と、手前に店主のHさん)。雰囲気がなかなかうまく撮れている。
下は今日の一黙窯。 ロングラン開催している田中秀美「花の絵」展も残すところ明日あさっての2日となりました。
左の画像は同展から、ギャラリーの吹き抜け空間に再構成された「風神・雷神」と木彫の「手ぬぐいマン」。
風神・雷神は今年の「越後妻有・雪アートプロジェクト」で雪原に設置されたものと同じであるが、今展ではさすがに氏の個展らしくバージョンアップ(?)がなされて、褌の着用とあいなっている。
さて、右は今朝の新潟日報、生活面に掲載されていた特集記事。
「家の中、自分流に演出」するためにまずは食事や器に凝ろうということで、その「器」編として「一黙窯」が紹介されている。紙面左下の写真が一黙窯店内(と、手前に店主のHさん)。雰囲気がなかなかうまく撮れている。
下は今日の一黙窯。 ロングラン開催している田中秀美「花の絵」展も残すところ明日あさっての2日となりました。
ながおか市民センターで明日から「マイスキップのあゆみ展」ということで、今日はその展示作業。
先のギャラリーmu・anでの記念展示とは違い、こちらは記録としてのパネル展示ということで、今まで発行した100号分をひたすらパネルに貼りつけています。また、バックナンバーが残っているものについては(机に置かれているので)、自由に持ち帰っていただくことが可能です。
右は22日(金)の新潟日報・長岡地区版から。「地域の魅力伝え100号」と、今回の展示も含めて紹介されています。
(クリックすると大きくなります。)
マイスキップのあゆみ展
■会期:5月26日(火)~6月6日(土)/ながおか市民センター(長岡市大手通り) 地下・イベント広場にて。
先のギャラリーmu・anでの記念展示とは違い、こちらは記録としてのパネル展示ということで、今まで発行した100号分をひたすらパネルに貼りつけています。また、バックナンバーが残っているものについては(机に置かれているので)、自由に持ち帰っていただくことが可能です。
右は22日(金)の新潟日報・長岡地区版から。「地域の魅力伝え100号」と、今回の展示も含めて紹介されています。
(クリックすると大きくなります。)
マイスキップのあゆみ展
■会期:5月26日(火)~6月6日(土)/ながおか市民センター(長岡市大手通り) 地下・イベント広場にて。
「手作り陶器店」である一黙窯には、なぜか「本」もたくさん置いてある。もちろん売っているわけではなく店主Hさんの私有物なのだが、棚一面いたるところに並べられており、昨日、一昨日と一黙窯に行っていた際に時間もあったので、しばしその本棚を物色する。
銀色夏生がけっこうある。銀色夏生については太田裕美のテクノポップ時代の作詩を担当しており、その詩がとてもよいのだと フリーペーパーの連載コラムにも書いたりしていた。そんな話をHさんに何気なくしたところ、「(銀色夏生で店内にあるのはエッセイ集がほとんどだが)、詩集ならばこれがおすすめ」と、出てきたのがこの「名もなき詩」。
刊行は10年以上も前、編集は「雑派」とだけ書かれている。
いゃあ~、これは実に面白い、というか、はまってしまう。
どこが面白いかなどとくどくど書くのも面白くないので、ここではその「まえがき」部分だけ、以下抜粋して。
『なにも教科書で習ったり、専門誌や文芸誌に掲載されたものだけが<詩>ではない。一瞬の感動を伝える競馬実況の一言にも、自らの魂を葬る寸前の遺書の一行にも、あるいは最終回を迎えた漫画の一コマの上にも<詩>のようなものは姿を現す。本書はそうした義務教育や詩壇とは無縁の、つまりは教科書や現代詩のアンソロジーにも決して載ることのない、言葉の結晶を一冊に編んだものである。
…(略)…
ラジオ放送や銀幕の上、絶版本や政府刊行物のなかにも埋もれた<名詩>は存在する。私たちはどんな言葉に心を動かされてきたのか、本書はその軌跡をふり返る一冊でもある。
銀色夏生がけっこうある。銀色夏生については太田裕美のテクノポップ時代の作詩を担当しており、その詩がとてもよいのだと フリーペーパーの連載コラムにも書いたりしていた。そんな話をHさんに何気なくしたところ、「(銀色夏生で店内にあるのはエッセイ集がほとんどだが)、詩集ならばこれがおすすめ」と、出てきたのがこの「名もなき詩」。
刊行は10年以上も前、編集は「雑派」とだけ書かれている。
いゃあ~、これは実に面白い、というか、はまってしまう。
どこが面白いかなどとくどくど書くのも面白くないので、ここではその「まえがき」部分だけ、以下抜粋して。
『なにも教科書で習ったり、専門誌や文芸誌に掲載されたものだけが<詩>ではない。一瞬の感動を伝える競馬実況の一言にも、自らの魂を葬る寸前の遺書の一行にも、あるいは最終回を迎えた漫画の一コマの上にも<詩>のようなものは姿を現す。本書はそうした義務教育や詩壇とは無縁の、つまりは教科書や現代詩のアンソロジーにも決して載ることのない、言葉の結晶を一冊に編んだものである。
…(略)…
ラジオ放送や銀幕の上、絶版本や政府刊行物のなかにも埋もれた<名詩>は存在する。私たちはどんな言葉に心を動かされてきたのか、本書はその軌跡をふり返る一冊でもある。
末次安里(雑派)』
wrighter profile
長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。
■連絡はこちら↓
mail:
correspon☆hotmail.co.jp
(☆を@に)
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。
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