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長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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a3bf0007.jpg1月のmu-anでの展覧会時や、MySkip誌上でも出版予告がなされていた本「新潟現代美術家集団GUNの軌跡1967-1975」が、このたび刊行された。
展覧会場で置かれていた仮見本から評論等の読み物が追加され、3e0867e3.JPG さらに装丁の変更もなされて、カタログとして充実したものになっている。

刊行にはGUNを総括する意図があるかと思われるが、GUN創立当時からのメンバー堀川紀夫氏による書き下ろし「あとがきにかえて」では、以下のように述べられている。
『ものごとの総括は、それに関わった全員の多様な思いと、客観的な視点を可能な限り集約すべきものである。その意味で、この出版をもってGUNを絶対化しようとするものではない。
前山が語っているGUNと当時の美術状況の多様かつ複雑な展開との関連を更に掘り進め、GUNを相対化していく一道標としたいと考える。』

以下、目次の紹介。

新潟現代美術家集団GUNの軌跡1967-1975
「GUN」 たにあらた  
自然とアートの類稀な関係~GUNのパフォーマンス 椹木野衣 (2005.4.19新潟日報)
GUNを世界に着地させる試み 富井玲子  
新潟現代美術家集団GUNの歩み・資料年表  
かくしてGUNは生まれた
~新潟現代美術家集団GUN結成前史~
前山 忠
活動記録・資料  
新潟現代アートの先鋭たち
~長岡現代美術館を拠点に先鋭的な活動を展開したアート集団GUNとは~
外山文彦
「新潟現代美術家集団GUNの軌跡1967-1975」展
資料・記録
 
GUN結成40年の軌跡をたどる 外山文彦
GUN総括 前山 忠
あとがきにかえて 堀川紀夫  


■A4版、全60ページ。図版(カラー、モノクロ)多数収録。
■定価2000円。
■編集:前山忠、堀川紀夫
■拙アトリエで通信販売の対応も可能です。希望されるかたは右のprofile欄記載のアドレスまでご一報ください。
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5a60f62a.JPGこちらの画像は、新潟市・エスクィントでのササキアイコ・ごんだいらあやこ2人展から。13日(日)まで開催中。0c987be2.JPG

昨日はロマンの泉美術館での展示準備を皮切りに寺泊方面を廻り、最後にギャラリーmu-anに立ち寄る。
6c6f7902.jpgmu-anでは福田ツヨシ展を開催中。長岡造形大学でグラフィックデザインを教えられているかたで、同大の入試広報課のブログでも展のPRがなされていた。そのなかで目についたのは、 “公式プロフィールは「福田 毅」なのに、なぜ、いま「福田ツヨシ展」なのか・・、謎” という余談。

福田ツヨシ展「ユーモアという処方箋」
会期:4月1日(火)~4月13日(日)
会場:ギャラリーmu-an 【長岡市】
bc750674.JPG bf9c2dc1.JPG 
7cd03286.JPG 画像は、ロマンの泉美術館特設会場(館長室)に巡回しての佐藤秀治氏コレクション「釘隠し・他」の展示から。
81f25e31.JPG

■本日からの開催。
マイスキップ4月号の配布が始まっている。
そこでは先月号にひきつづいてミニコラムを書いてはいたのだが、今号の記事の多さに誌面にはいりきらず、土壇場で掲載をとりやめた。
長野県のお寺でのアート展に参加することを書きたかったのだが、長岡発の地域情報誌という建て前から長野県のことをそのまま書くわけにもいかないだろうと、ちょうど頭に浮かんだ、故・羽賀善蔵氏が始めた長岡「一枚文学の会」に掛け合わせ、対比させるためになるべく“緩く”書いてみたもの。趣旨が趣旨だけにたいしたことのない内容ではあるが、お寺の写真を使っての編集Y氏のレイアウトデザインもあって、けっこう気に入っていた。以下、幻となったその原稿を。

アート日和 art-47
しばらく連載を休んでいたが、先月は突然復活登場。書く予定にはなかったのだが、編集時の誌面割りのなかで見つけた小さな空きをこれ幸いと、急遽“ミニ版”をこしらえた。極小のスペースはせいぜい四百字、原稿用紙1枚分。四百字きっかりで書くという「一枚文学の会」が長岡にあるが、それみたいだ。
さて、先月号で予告もしたが、今月は長野・小布施町でのお寺アート展に出展する。ここでは場とコラボレートする現地即興制作の予定で、だからどんな作品になるか本人もわからないまま。当日は会場のどこかにいるはずなので、偶然出かけたかたはどうぞお声がけ下さい。
そういえば「一枚文学の会」には、知人の美術家S氏が最近入会し、ホームページで見つけた同会の「のうてん鬼ジャーナル」も読んでみた。短い文章は密度が濃い。本稿のゆるさとはえらい違いで、うっかり「それみたいだ」と書いてしまったが後の祭りだ。だが、字数だけはこれできっかり四百字。
 
境内アートin玄照寺
会期:4月19日(土)、20日(日)
会場:玄照寺/長野県上高井郡小布施町大島90
50年近く続く縁日「苗市」に呼応して開催するアート展。
忙しさは実感しないが‥と数日前に書いたばかりだが、ここのところ、たまった仕事に追われ気味であり、単に感覚が鈍かったことに気づく。こういったときに限って「急ぎ」の案件が飛び込んでくるもので、作品の注文が突然はいり、自身の作品の再構成と額装の手配をすませた。

さて、首都圏開催の展覧会案内を2つ。奇しくも先週の同じ日に郵送されてきた。
「Za Sutra/明日に」は、旧ユーゴスラビア諸国のアートを紹介しているNPO「日本ユーゴ・アートプロジェクト」の主催。横浜を拠点に、新宿と世田谷とを結んだ広域3会場でのプロジェクト。

8d0d6c89.jpg「Za Sutra/明日に」日本とセルビアのビジュアルアート
キュレーター:Stevan Vukovic、谷口雅
会場1:ZAIM 3、4階全室【横浜市】(4月5日~15日)
 ・メイン会場のZAIMではセルビアから9作家、日本から6作家が出展。
会場2:現代HEIGHTS Gallery Den【東京・世田谷】
(4月5日~15日)
会場3:galleryユイット【東京・新宿】(4月9日~22日)

15acfc94.jpg堀川紀夫展
会期:4月17日~26日
会場:スペース23℃【東京・世田谷】
新潟県(上越市)在住の現代美術家。DMは作家のこれまでの活動のキーワードを年表化してのデザイン。クリックすると大きくなるので読めます。→

新潟絵屋HP掲示板に出ていたW氏の
『(先般の新潟市美術館での)「新潟・ヌードデッサン展」になぜか迷い込んでげんなりしてしまったが、新潟絵屋で出合った松野真理展の裸婦に救われた気がした。』とのコメントを面白く読んだ。
40eeb240.jpg興味をもって松野真理展を昨日観に行くと、やはりなるほどと思わせるものが。神戸とパリのアトリエを行き来して活動している画家。裸婦だけ描いて今年で画業33年だという。

松野真理展
会期:3月22日(土)~30日(日)
会場:新潟絵屋 【新潟市中央区】
右は会場に置いてある「マリちゃんアフリカにいく1979-2007」という、文・写真・絵とも作家自身による24ページの小冊子。編集は「Studioねこのひと」。

「新潟・ヌードデッサン展」には行っていないのだが、そのころ新潟市内に行った際に時間があれば立ち寄ろうかともちょっと思っていた。ふつうに油絵を描いていた大学生のころヌードクロッキーに明け暮れていた時期をふと思い出し、単に懐かしさという理由で。
ed7f8de1.jpg他予定に追われて時間がほとんどなかったが、この日はaiギャラリーのハタノキヨコ展も観る。若いクリエイターの初個展、左は案内ハガキ。
ハタノキヨコ個展 の~りすく の~らいふ
会期:3月27日(木)~4月8日(火)
会場:aiギャラリー【新潟市中央区】
昨日は旧新津市内のギャラリーに先の「道具を観る展」の作品搬出に。
このあと巡回展があるため、展示品の一部はそのまま巡回先の弥彦・ロマンの泉美術館に搬送したのだが、道中、近くの新津美術館に立ち寄りこの日から始まった「佐藤竜展」へ。

795b36c2.jpg佐藤竜展~無垢なるもの~
会期:3月25日(火)~4月6日(日)
会場:新津美術館 【新潟市秋葉区】/入場無料

一昨年、若くして(29歳?)亡くなった作家。以前開催されていた遺作展は観に行けなかったが、発売したばかりの月刊情報誌内の展覧会情報で今回の展示を知り、ちょうどタイミングよく近くに行くからと立ち寄った次第。同館1階にある市民ギャラリーかと思って行ったが、18731024.jpgそうではなく美術館展示室(2室あるうちの1室)を使っての展示。新津出身である作家の思いを受け止めてのもののようで、主催は奥さまのお名前になっている。


右は、このあと作品を搬送したロマンの泉美術館での展チラシ。展示場所には、ふだんは一般公開されていない「館長室」を使用する。

道具を観る展 飾り金具・釘隠し
会期:4月4日(金)~4月10日(木)/水曜休館
会場:ロマンの泉美術館
佐藤秀治氏コレクションから飾り金具・釘隠しの展示/美術館入場料:500円(大人)
1940f1d0.jpg春を待ちわびた6人展
会期:4月9日(水)~4月27日(日)/月・火曜日 休廊/ 10:00~16:00
会場:遊工房いぶき 【新潟市南区(旧白根市)
出展:佐藤多香子(織り)/筒井美津子(織り)/ku_u_ki(ガーゼ地服)/星ヒデ子(あけび)/渡邉和子(革)/田中富子(古布小物)

クラフト系の6人展。DMのデザイン制作は拙アトリエで担当。


DMのデザイン担当といえば、先日制作を担った下谷堂展が現在開催中である。(30日まで)
遠方での開催ということもあって行けずに終わりそうだが、レビューを偶然発見した。廃工場を使った展示施設だとばかり思っていたが、現役の工場でもあるらしい。
拙アトリエで企画する展覧会は、例年は春先~7月くらいに多いのだが、今年は柏崎市内で計画していたいくつかが地震の余波で延期や中止になるなどで、ちょっと様相が変わり、春のスタートは少なめである。7月に自分自身の個展をすることになったから、スケジュール的にはちょうどよいのだけど。

ここのところは、たまっていた企画書を順番に仕上げているが、さして忙しいという実感こそないもののまとまった時間がとれないでいるので、昨日の日曜日は一日籠って作業に充てようと思っていた。
が、マイスキップ制作担当Y氏のブログが休日なのに更新されているのを見て、午後からY氏事務所まで油を売りに 編集の打ち合わせに。
マイスキップ4月号の制作も追い込みで、休日返上作業中であった。
13119616.JPGエスクィントは展示替えをすませ、43855642.jpg昨日から「ササキアイコ・ごんだいらあやこ2人展」が始まっています。
女性を描いた絵画(byササキさん)と、ワイヤーによるオブジェやアクセサリー・雑貨(byごんだいらさん)を展示。販売にも対応しています。
作家手製の大型展示パネルもティルーム内にセットされ、ギャラリーの雰囲気も大きく変わりました。


ササキアイコ・ごんだいらあやこ2人展~女性のイラストとワイヤーアート~は、4月13日(日)までエスクィント2階(ティルームギャラリー)で開催中。
・3月22日(土):会場内でイタリア料理教室開催のため、ティルームの営業はお休みです
・3月30日(日):ワークショップあり(ワイヤーアートの体験教室)

【会場地図】

7a406454.jpg16日はクィンツ・コンテンポラリー展の最終日で、午後からクロージングパーティ。そこに来られた日本女性新聞社の記者のかたから、出たばかりの日本女性新聞(3月15日号)をいただいた。 先日の「越後妻有・雪アートプロジェクト」のレビュー記事が大きく掲載されている(→)。

日本女性新聞は、日本の伝統芸術である花道と茶道の各流派の国内各地の活動(いけばな展、茶の湯の会など)等を報道する業界全国紙。今回の雪アートでは、“いけばな作家”として活躍している吉川弘さん(新潟市)が、現代アート系の作家とともにプロジェクトに参画していたことから、同紙上でも大きく取り上げられた模様。

なお、「越後妻有・雪アートプロジェクト」については、近々発行の美術手帖4月号でも取り上げられるようだ。
wrighter profile
長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


■連絡はこちら↓
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