忍者ブログ
長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
[11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

25a64e66.jpg パンツ部
ぱんつはく

会期:10月29日(金)~11月3日(水)
会場:ギャラリー沙蔵・1F 【長岡市】

“パンツ部ぱんつはく”と言われてもなんのことやらあまりまったくわからないが、素材やモチーフに「パンツ」を用いて制作するというクラブ(=パンツ部)の発表会、といったところか。テーマのユニークさがなによりである。
会場にはこれまでの履歴も掲示してあり、それによると、2006年に長岡造形大の学生が結成し同大大学祭に出展したのが端緒で、以降5年連続して大学祭にグループ出展、今回初めての学外展示となったよう。
部員は10人強いるらしいが、今回作品を出展しているのは5人。もう少し出展者が増えるとバリエーションも広がるから、より面白くなると思う。パンツをテーマにした写真や立体パンツなどの展示のほか、パンツのTシャツ(なんのこっちゃ?)やカレンダーなどの販売もあり。
PR
9fff8a5e.jpg feca2943.jpg
↑ はMySkip10月号、「長岡の水道タンク(配水塔)」特集である。
特集の担当は私なのだが、といっても自ら取材して記事を書いたわけではない。以前は担当になると自分で約3500字の原稿を書いていたが、最近は、より書ける人がいるときは原稿を依頼して編集の立場に徹するようにしている。今回の「配水塔」特集もまさにそうなのだが、執筆者の思い入れの強さが原稿にも滲みでてくるから、そのほうが俄然面白いものができるので。
なので紙面上には私の執筆跡はほとんどなく、リード4行で企画趣旨をまとめ、あとはせいぜい「沿革」を書いたくらいである。沿革は、配水塔が何年に建設されたとかの経緯を短くまとめたのものだが、とはいっても水道局発行のパンフレットを抜粋してそのまま書き写せばよいので、そう思えば至極簡単。さらにもっと簡単にやろうとするならば、ネット上のあちこちで「沿革」が書かれているのでそれをコピペしてくれば、それこそ一瞬で(何も考えなくても)作業が終わってしまう。
0e5c29b4.jpg b6d74c1e.jpg だが、こういったところには落とし穴が潜んでいるもので、ネット上の記述には間違いも平気であるとよく聞くけれど、今回もまさしくそうであった。

まず着工年。
大正3年着工と記しているサイトがけっこうあるのだが、本文(平山教授の書かれた原稿)には「大正9年には別の計画案(配水塔を作らない上水道敷設案)があった」とあるから、そこで大正3年に着工しているはずがないと気づいた次第。答えは簡単で、最初にネット上に書いた人が単に打ち間違えたよう。そこから先は全員コピペなのだろう。
また、配水塔の完成は昭和2年、とたいていのところで書かれているのだが、これも実をいうと違っている。かつては「昭和2年完成」と言われていたので、市の発行するパンフレットでもそのように書かれていたが、最新の研究では大正15年完成という立場に変わっている。近年になって見つかった古い資料で大正15年に通水式をやっていることが判明したとのことで、これは水道局のひとから聞いた話。パンフレットも(私の手元にあるのは古いもので、昭和2年完成となっていたが)、新しく発行するものはそのようにちゃんと直しているらしい。
ということで、ただ写せばよいだけかと思った「沿革」も、意外とそうではなかったという話。以前特集した「栃尾鉄道」のときも、試しにウィキペディアを見てみたら重要なところでの間違いがあったから、迂闊にコピペすると痛い目にあうというのは事実のようである。
21d1eaf5.jpg
えらく寒い。
12月中旬くらいの気温だそうで、一気に冷え込んだ。まだ10月なのになんだこの寒さは!!と思ってみたが、先月も同じように書いていたからあんまり進歩はない。
作品をお買い求めいただいたので、お届けと設置のため新潟市内に。あまり時間もなかったが、せっかく近くまで来たからということで、その帰路に新潟絵屋に立ち寄る。遠藤在展が開催中である。
かなり以前のことになるが、某グループ展に出展していた遠藤さんの作品を観たことがある。そのときはコンテンポラリー&コンチプチュアルな作品、記憶に残っている。なのでそうした方向性の作家かと楽しみにして行ったのだが、イラスト系平面作品での展観であった。まぁ当方のいわば勝手な予想が外れたというだけで、別にイラストが悪いということではないので念のため。

a7d3c5de.jpg新潟絵屋ではスタッフのHさんに会う。最近ご夫婦で 「惣菜ダイニング」のお店を始めたとのことで、その案内をいただいた。「生産者と消費者、食材と食材、食材と調味料、食の仲人が作る農家のおかずと現代家庭料理」とあり、店内でも食事ができるがお持ち帰り弁当の販売もあるようだ。営業時間が平日のお昼と土曜のみなのでご注意のこと。

農家のおじがつくる
惣菜ダイニング 雉や(きじや)
新潟市中央区東中通2番町
営業時間:月曜~金曜 11:30-14:30(ラストオーダー13:45)/
土曜 11:30-20:00(喫茶営業あり/お茶・コーヒー250円~)
※ただし土曜は営業時間が変わる場合あり。お茶とコーヒーはオーガニックフェアトレードのものだそうな。
d7dd8849.jpg 22ed12b6.jpg


遠藤在展“くしゃみで咲いた花”
会期:10月22日(金)~30日(土)/会場:新潟絵屋 【新潟市中央区】
26e5e0a7.jpg 9db93cd9.jpg
右は、長岡小嶋屋CoCoLo長岡店の秋のスペシャルメニュー。津南産・舞茸使用「きのこ汁そば」が登場しています。(10月末頃までの季節限定です)
同店には現在、中田歩さんの作品4点を展示しておりますが、こちらも10月末日までの開催となります。

391c9f49.jpg立ち寄ったKALDIで「ほうじ茶ラテ」なるものを買ってみた。お湯で粉末を溶かすだけの簡単ドリンクである。
最近は「ラテ」ブームなのか、なんでもかんでも(ということもないのだろうが)ミルクを入れてラテ化されており、お茶系だと抹茶ラテとかはふつうによく見かける。でもほうじ茶ラテは初めてで、ちょっと珍しいからということで買ってみた次第。ほうじ茶のラテって一体?と思うのだが、試しに飲んでみたKさんの話だと、美味しくて意外にもけっこう合うものらしい。

ただ、こうしたラテでちょっと気にかかっているのは長岡の方言である。
長岡弁で「らて」とは「これは…ですよ」という意味で、語尾につけてよく用いられる。たとえば(お茶を出されてあまりに美味しいので銘柄を訪ねたいといったシチュエーションで)「これ、何?」と聞くと、「ほうじ茶らて~」(ほうじ茶ですよ)と返ってくる。だから店頭で「…ラテ」のパッケージを見るたびに、「…らて~」と長岡弁で言われている気がどうもしてしまう。まぁどうでもよいことなのだけど、なんだか可笑しくなってしまうから困ったもの。52af38de.jpgまた、“これはほうじ茶ラテですよ”という場合は「ほうじ茶ラテらて~」とラテがダブルになるのだろうかと、いったん気にしだすとキリがない。

さて右の写真はラテとはまったく関係ないが、先月末で閉館したギャラリー・イーズの外観。数日前に近くを通りかかることがあったので、外観だけ記念に撮影してきた。

昨日は休養で急用で新潟市内に。
新潟在住のNさんと急に打ち合わせが必要になったためだが、待ち合わせの時間が30分ほどずれこみ、時間調整のため急きょ近くの県立図書館にとはいってみた。30分くらいだと何をするにも半端で、本を読む時間なんてないだろうと半ば施設見学と思っていたのだが、30分でも満喫できる本を偶然見つけたから面白いものだ。
駄美術ギャラリーという本。“お菓子に高級な和菓子があれば駄菓子もあるように、美術にも「駄美術」があってもいい―”と掲げての、駄美術オールカラー作品写真集といった体裁。 (駄美術とはいったい何ぞや?というかたはこちらを参照いただくとして、)本を開くとまず作品写真でニヤリとさせられ、それだけ見てても十分面白いのだが、巻末の作家自身による作品解説が秀逸でさらに面白い。解説に「できるだけ作らない」ことを考える、とかあり、同じようなことを前に自分も書いていたから、発想は案外と近いのかも?とふと思う。


8ada70b7.jpgギャラリー沙蔵の篠田教夫展に行く。鉛筆で描く“細密・社寺画”である。

千葉県在住の作家で、新潟では2004年にギャラリーdotONEで個展をしている。そのときに観ていることはしっかり記憶にあったが、MySkipのコラムにも当時書いていたのはちょっと忘れてしまっていた。6年も前だし同紙に関わりだした直後のころだから、だいぶ昔の印象。バックナンバーを見てみたら今とは文体やら書き方やらがまったく違うから、さもありなんといったところ。
篠田教夫展
会期:10月8日(金)~13日(水)
会場:ギャラリー沙蔵(1F&2F) 【長岡市】
e1eca163.jpg 8ebee65d.jpg
大林宣彦監督が長岡花火を題材にした映画「この空の花-長岡花火物語」(仮題)を製作することになり、地元での製作委員会も昨日発足し、記者会見がおこなわれた。
ということで、今朝の県内の新聞から。大きく報じている。製作委員会の代表はMySkipのW編集長で、今朝一番最初に見た左上の読売新聞では大林監督とのツーショット。新潟日報(右)はトップ面での報道で、そこで左側には森市長も同席していたことを知る。
8f481b95.jpg743f1eb2.jpg
mu-anでの前山忠展に夕方行ったので作品写真を。
真っ暗にしたギャラリー空間に赤いライン(光)をひく。撮影は長時間露出となるが、右のほうには作家自身も(その間、身動きしないようにして)はいってもらった。
35e16b66.jpg 長岡造形大学の大学祭(Zoo)が昨日で終わったということで、今朝、大学前の「蓮潟交差点」を通ったら大勢の学生で看板の取り外し作業を始めるところであった。
通りがかりの車中から「看板の最後」を撮影したので右に。

wrighter profile
長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


■連絡はこちら↓
mail:
correspon☆hotmail.co.jp
(☆を@に)
ブログ内検索






アフィリエイト実施中です。アマゾンご利用の際は↑からどうぞ。
アトリエZen



管理画面(管理者専用)
忍者ブログ [PR]