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長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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今月はだいぶ忙しい。
中盤から新潟市美術館での展示が始まるが、その会期中は他の仕事がなかなか出来ないから、その分、前後にしわ寄せががくる。いくつか懸案事項を抱えているし展覧会の準備作業もあるから、来週もちょっとハードになりそうだ。
あと、シンコクなものにシンコクがある。といってもなんだかよくわからないが、確定申告の期限が15日に迫っていて、その作業も来週加えないといけないから、時間的に深刻になりつつある(=申告が深刻)、ということ。嫌な作業は締切間際にならないとやらない悪い癖で、毎年恒例でギリギリの提出となっているが、今年はいつにもましてギリギリのようだ。
今日は一黙窯に久々に行ったのだが(ずっと冬休みにしてたようなので、休み明けの初仕事のよう)、店主Hさんと開口一番、「出した?」「いや、まだ」「私も」と、それだけの言葉で通じてしまった。締切に追われないとやらない人はやっぱりけっこういるようだ。
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5f5bf320.jpg大学入試のカンニング問題が大きく報道されている。
連日、新聞は一面トップの扱いだし、テレビはもっと凄くて「これでもか!!」というくらいの詳述ぶりである。警察が捜査にはいった時点で誰の仕業か簡単にわかるのは自明だったし、犯罪としては(そもそも刑法でいう犯罪にあたるのか?は置いておいても)幼稚なものだから、連日にわたってそんな扱いをされるほどの大ニュースなのか、と気にかかっている。幼稚なものだから大目に見よ、といっているわけではなく、全社一斉の過熱報道ぶりが腑に落ちないということで、考え方としては浅井久仁臣氏に近い。
■浅井久仁臣氏ブログ
http://blog.asaikuniomi.com/?eid=1301355

紙面でもテレビでもニュースの枠には限りがあり、ひとつを大きく取りあげるということは、別の何かを報道していない、ということである。だから最近はテレビニュースを見ていても、「何を報道してないのか」のほうをどうしても考えてしまう。
展覧会のDMに掲載する作品コメントを書いていた。
昔はコメントを書くのに、ああでもなければこうでもないと、えらく四苦八苦したものだが、最近はサッサと短時間で書く。でも後々まで資料として残る場合もあるから、けっこう神経は使うもの。
8e2f33a7.jpg
ちなみに古いものでは、21年前のグループ展のカタログに記載したコメントが手元に残っている。カタログといっても、コピーしてホッチキス留めした自家製16ページの簡易的なものだが、久々に広げてみたので、その古いコメントを下に書き写してみた。1990年に岐阜県瑞浪市・OGギャラリーで開催した11人展、「KATARAI'90」という展覧会で、「絵画」を出展している。


“風景画”にいま興味があります。この場合、いわゆる目に見える「形」としての風景ではなく、それらをとり囲んでいるはずの、目には見えない部分を相手にしたい。しかし、なんたって目に見えないので、それが何であるかは自分でもよくわからない。形あるものに変換させるすべは何だろう?
ここ数年来は菱形という形を組み合わせた作品を創りつづけていますが、長くつづけるうちに何か発見できそうな気がする今日この頃です。  (1990.9)


コメントでは割とまともなことを言っているように見えなくもないが、実のところ、作品のほうは「まとも」ではなかった、と思う。かなり時間をかけて新しく描きおろした作品だったが出来がよくなく、駄作だったという記憶しか残ってない。作品もとうに壊しているから今となっては検証のしようもなく、この「コメント」が残るのみである。
上に掲げた展覧会DMの背景画像は(故)五十嵐祥一さん。このころはカラー印刷が高価だったので、特色を使っての2色印刷である。
d0dfa932.jpg昨日はギャラリー宮本の溝口敏美展に。同ギャラリーは1か月単位で展示作家が変わるシステムで、1か月もあれば(ついでのときもあるだろうから)ふつうに立ち寄れると思っているとこれが危なく、結局会期末ギリギリにあわてて行くことになってしまう。


「Thank you art」とは、開発好明氏の提唱する「毎年3月9日をアートの記念日にしよう」という運動への誘いからの企画だそうな。同ギャラリーの企画でいうと昨秋の「だるま」展には私も出展したのですが、今回は(誘いはあったけども)スケジュールの都合もつかずに不参加となってます。

5403e6d3.jpg Thank you art in Myoko
会期:3月5日~23日/木曜金曜休み、13時~18時のみ
会場:スタジオ0(ゼロ) 【妙高市】


もうひとつ、同時期開催のmu-anの企画展案内を。
a2e0fc6c.jpg

かかわりに距離を経て
会期:3月5日(土)~3月17日(木) /9日(水)は休廊
会場:ギャラリーmu-an 【長岡市】
出展:岡谷敦魚、小木曽淳、コイズミアヤ、Koharu小春、鈴木均治、仲塚庸子、蓜島伸彦、舟見倹二、矢尾板和宣

 
7f0e49cc.jpgFM-KENTOが発行しているフリーペーパー「CUT IN」の新号(3月号)が発行されたもよう。拙アトリエにもさきほど送られてきました。
今号はアート特集ということで、“今、新潟で最も気になる若手クリエイターをフィーチャー!”と、7人のクリエイターの作品を紹介している。題して「NIIGATA ART GALLERY 2011」である。
8a636417.jpg 
この特集には私も協力しており、紙面にもアトリエZenの名前がクレジットで記載されている。企画の構想段階で担当のYさんから相談を受け、編集意図にあわせた作家選定などのアドバイスや意見をさせてもらったわけである。
同紙は県内だと蔦屋書店とファミリマートの全店(ほか、いろいろ)に置いてあるとのこと。あと、渋谷に新しく出来たフリーペーパー専門店「only free paper」 (新潟日報でも記事を見たし、最近あちこちのメディアによく出てますね)にも設置されるらしい。


紹介されているクリエイターは以下の7人です。なかなか面白い特集になっていると思います。
●高橋トオル (お店と人、場所と絵/花、集まる蝶蝶)
●茅原登喜子 (日々の雑感を「ひも」で表現/始まりも終わりもなく、つながっていく)
●anmo (何でもない日常の中で、目に飛び込んでくるものを衝動的に描く)
●中田歩 (自分が面白いと思うモノ、ワクワクをカタチに)
●ヤマクラコウジ (ラインギワヨギル シロクロ)
●中田洋介 (写真からその風景の深奥に迫る)
●吉開正秋 (女の子の形を借りて自分自身を描く)
天気がよいとやはり気分がよい。昨日今日と放射冷却現象で朝は異様なほど冷え込んだが、その分、見事な快晴である。
昨日は、朝から長岡小嶋屋の来月の展示のための準備をしたあと、MySkip編集部に行き次号3月号のゲラ校正。そこまでが午前中。3月の新潟市美術館(ギャラリー)の展示では、会場で配布するリーフレットを印刷することとしており、午後からその原稿制作を。天気のせいにするわけではないが、気分がよいと仕事の能率もよいようだ。納期に余裕がなく、いよいよ尻に火がついた、からかもしれないが。

その新潟市美術館(ギャラリー)の展示は、前にも書いているが、ギャラリー内を2つに分けての2展同時開催である。また、美術館では同時に企画展も開催しているから、当日は「3本立て」といった様相となろうか。
a6d4424e.jpgその企画展「子どものためのてんらんかい」が、今朝の新潟日報紙・文化欄「アートピックス」で紹介されていた。この「子どものため」という展名はどうなのかなぁとちょっと思っていたのだが、その辺に対しても「“子どものためのてんらんかい”と言ってもアニメや絵本の原画展ではない。…略… 子どもから大人まで楽しく鑑賞できる企画展である。」と冒頭から言及されていた。筆者は新潟県立大学の戸澗幸夫教授。


「新潟市美術館ギャラリー」でのアトリエZen企画展
会期:3月15日(火)~21日(月・祝)
A室:contemporary art 「4人の風景」/B室:エックス展Ⅱ-若きクリエイターたちの自由表現
いつものことだが、毎月この時期はMySkipの原稿がある。さらに今週は某紙掲載の展レビューや自身の作品コメントの原稿、知人から頼まれた原稿も入り込むなどし、書きものが多くてえらくにぎやかであった。そんななかでも、MySkip次号では「アート日和」のスペースも無理やり確保してもらい、ふだんより多めに書かせてもらった。来月企画している新潟市美術館での展示紹介がメインなので、まぁ半分PRも兼ねて、ではある。

MySkip版「アート日和」は去年もその前も年に1回くらいしか書いてない「超・不定期(?)連載」だったが、最近は多いなぁ~と思って見てみたら、2011年は毎月掲載の皆勤賞であった。いつもたいしたことを書かないからかあんまり実感はなく、今の今までまったく気付いていなかった。
皆勤賞といってもまだ3回だけど。
3d3adddf.jpg左は昨日の朝日新聞、文化欄。「西武渋谷店、苦情だけ重視」と、またえらい直截的な見出しである。

同店の美術画廊で開催していた「SHIBU Culture~デパートdeサブカル」展が数件の苦情メールを基に、会期途中で中止になったとのことだが、西武側の詳細説明はないらしい。だから具体的にはよくわからないのだが、担当者の「一件でも苦情があれば真剣に対応する。不快に感じるお客さんがいる以上、続けられない」という談話を読むと、ほんまでっか?とは思う。
観に行く予定だったのになぜ中止するのか?という逆のお客さんの苦情も出るだろうし、作家も含めて「中止したこと」を不快に思う人もいるはずだから、それもこれも「一件」として真剣に対応するとなると、なかなかたいへんである。


さて下は、本題とはまったく関係なく、(故)夢路いとし喜味こいしの漫才。
こういった漫才をみると流石、芸人だと思う。 最近のテレビは「芸」人と名乗って出てきても、芸があるのかよくわからないものも多いから。
ふるさと長岡の情報を楽しみに時々見ています…と、コメントをいただいた。ありがたい限りであるが、最近は長岡の情報よりも、太田裕美やらアーム携帯がどうしたやらで、なんだか申し訳ない感じである。

deb8dec4.jpgグラミー賞を受賞した上原ひろみについて書こうと思っていた。
とはいってもたいしたことではなく、さしたる意味もないのだけど、今回受賞した「スタンリー・クラーク・バンド」のCDを1枚持っていたから。ユニットとしてのファーストアルバムになろうか。
キース・ジャレットばりに弾くという噂は以前からどこかで聞いていたが、3年くらい前に絢香とのコラボレーションをテレビで見たのが契機。これはすごいぞということで、いろいろ出ていたアルバムからどれにするか迷ったすえ、アコースティックなほうがどうもよさそうだと選んだ記憶がある。
さて、画質はあんまりよくないのだが、その絢香とのコラボ映像を見つけたので掲げてみた。編曲も上原自身である。↓
http://dai.ly/dF9F8S
091cf12f.jpg
せっかくなので「長岡の情報」も、ということで、今朝の新聞折り込みで入ってきた「長岡雪しかまつり」のチラシを右に。今週末、19、20日にハイブ長岡周辺で開催される。
長岡で2月のまつりというと、美松のサンキューまつりのほうが先に思い浮かんでしまう気もしたが、まぁそれはそれ。

今しなくては…という仕事がここにきてだいぶ集中してしまい、世間は三連休というのにあえなしである。締切が間近の原稿をいくつか抱えているのが、遅筆の身にとってはちょっと気にかかるところ。

と言いながら、金曜の夕方はNHKテレビで「NOKKO 母の歌」と題した特集番組を見ていた。 新聞のテレビ欄をふだんあまり一生懸命に見ないのだが、夕方たまたま「NOKKO特集」があると目にして、あわててテレビのスイッチを入れた次第。なので、冒頭の5分は逃してしまったのだが。
レベッカが解散して今年でちょうど20年だそうだ。レベッカの時から好きでよく聴いていたが、当時の表現者としての葛藤にも触れて興味深い内容。はっきり確認はしてないのだが、再放送が14日にあるらしい。

レベッカを無性に聴きたくなることが時たまあるが、その頃は「貸しレコード屋で借りて→カセットテープに録音」というパターンだったから、何度かの引っ越しでテープも行方知らずとなっているし、なかなか聴けずにいる。
が、ソロになってからしばらくのCDであれば、何枚か所有している。プロデューサーによりまったく違う味わいを見せるのは面白いところで、中で気に入っているのは、ムーンライダーズのギタリスト・白井良明がプロデュースした 「ベランダの岸辺」。いつものアルファベット表記ではなく、このとき初めて「のっこ」と平仮名にしたところに、アルバムの雰囲気も物語っているようだ。作曲陣に加わっている川村結花もいい味を出していると思う。


ベランダの岸辺」のっこ /1998年
wrighter profile
長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


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