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長岡で発行している月刊フリーマガジン「マイスキップ」連載の同名コラムのブログ版です。主宰するアトリエの企画展情報をまじえながら…
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21日(月・祝)で終了したエックス展Ⅱの会場風景を、遅ればせ乍ら何点か。最終日午前中の光景です。
下はA室での「4人の風景」展。 こちらはあまり観客が画面にはいらない状態で撮影したものを。
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contemporary art 「4人の風景」 出展作品コメント
外山文彦 Landscape

024410bc.jpg素材は規格サイズの鉄板。一部だけ着彩し、床面に並べたインスタレーションである。
同様のインスタレーションを、2004年に東京都美術館の広大な地下展示室でおこなっている。インスタレーションは「場」との関係が大切であり、作品構想時には会場下見を繰り返す必要があるが、遠距離のために新潟市美術館でその頃検討していた。建物の設計者が都美術館と同じ前川國男で、床面のタイルの色調、貼り方が同じだったことから、特徴ある床面タイルと関わろうとする構想には都合がよかったからである。
幸い、東京都美術館の作品はインスタレーションとして高く評価してもらい、当時同じように鉄板の作品を展開していた自分自身にとって、記念碑的な作品となった。
今回、新潟市美術館内で展示する機会をえて、当時の作品を再制作したいと考えた。両美術館は、タイルは同じと言っても空間的には相当異なり、その異なりを加味して素材の鉄板から新たに作り直そうかと考えたが、あえて当時と同じものを抜粋使用することとした。ここ(新潟市美術館)での構想が東京を経て戻ってくる、というわけで、出来るだけシンプルに考えたいと思っている。
3ac52819.jpg開催中の「4人の風景&エックス展Ⅱ」の会場で、いつもブログ楽しみに見てます云々カンヌンと、感想とともに話してくれた人がいた。ありがたいことである。それに気をよくして会期中もいろいろと更新しようとは思っていたのだが、会場はPC環境にないし、自宅に帰ってからだと(他の作業もあるから)時間があまりに不足で、そうこうしているうちに展覧会は本日最終日である。
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展覧会では初日にいきなり計画停電の話がもちあがってきて、FMラジオをつけてみれば「不用不急の外出はやめましょう」と明るい声で呼びかけてきた。迂闊に外出してはいけないムードがなにやら蔓延してしまい、展覧会を観に行く雰囲気なぞどこかに飛んでしまったようだった。
なので水曜木曜あたりまではどうしても動きが鈍く、美術館自体も閑散としていた。困ったものだと思っていたが、まぁそれでも金曜くらいからはだいぶ賑わってきた。美術館で開催中の「子どものための展覧会」に来られた親子連れの来場者も多くなってきて、ふだんそうした方々に見てもらう機会もなかなかないので、新鮮ではあった。
7921370e.jpg子どもの反応というのは面白いもの。トヨヲカさんの作品に「この作品は座ってもいいんですよ~」と言おうものなら、近くにいた全員が一斉に興味を示して座ろうとする。椅子取りゲームのようである。

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4a8e861a.jpg 新潟市美術館から。
左はB室で開催中の「エックス展Ⅱ~若きクリエイターたちの自由表現」の一風景。中央手前に置いてあるのは椅子ではなく、椅子のようにして展示したトヨヲカ37さんの作品。実際に座ってもよい。
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エントランスホールにある「ななかまど」と名付けられた館内喫茶店は、今月いっぱいで経営者が変わるらしい。店頭に貼り紙があり。

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「contemporary art 4人の風景」(新潟市美術館・ギャラリーB室)の出展作品リストを下に。21日(月・祝)まで開催中です。

 

作家名.

作 品 名

素材・技法

佐藤昭久

どこでもブルースカイ

ミクストメディア/油彩、5点連作

三上祥司

大盛針千本

ミクストメディア/陶片、寒水砂、樹脂箸

 

硝子片子

ミクストメディア/ガラス片・陶片

 

漂着顔固

ミクストメディア/陶片・ガラス片・流石

 

漂着擬船

ミクストメディア/陶片・流石・流木

皆川奈緒子

cross-fertilizationの庭

パネルにアクリル絵具

 

fat baby

アクリル絵具、鉛筆

外山文彦 

Landscape

インスタレーション/鉄板、アクリル系塗料他

 

 

1ce2f939.jpg「4人の風景&エックス展Ⅱ」が今日からスタートしました。

午前中は知人作家やら出展者の友人やらが入れ替わりで訪れ、さらに、美術館企画展示室の「子どものためのてんらんかい」には幼稚園児が何団体か来て、ギャラリーの前を楽しそうに通るなど、割と動きがあって面白かった。c5973369.jpgが、次第に天候も悪くなったうえに「新潟でも計画停電実施」など嬉しくないニュースが出てきて、そんな影響もあるのか、午後はバタリと動きが止まってしまった感じ。
停電についてはどうなることやらと思ったが、「木曜の1日だけ2時間早く終わる」という、比較的軽いものではある。周知できるとよいんだけどね。ちなみに新潟絵屋からもメールが届いており、やはり17日は17時からの停電で、17時で早じまいするとのこと。
新潟市美術館ギャラリーで本日より「4人の風景&エックス展Ⅱ」がスタートしましたが、ニュースでご承知の通り新潟県内でも計画停電の実施となりましたので、その対応についてとりいそぎ以下お知らせいたします。

新潟市美術館の地区は「17日(木)の17時~22時」のみが停電となります。
その日は美術館自体16時半には閉館するという決定がなされましたので、展覧会は「17日(木)は16時で終了」ということにさせていただきます。
他の日については現状通りで、今のところ特に変更はありません。
37.jpg新潟市美術館ギャラリー「4人の風景&エックス展Ⅱ」では、会場での配布用に出展作家紹介のリーフレットを印刷しました。 →
レコードのA面B面よろしく、表裏でそれぞれA室B室の展示案内となってます。

■会期:3月15日(火)~21日(月・祝)/新潟市美術館ギャラリー
 A室:contemporary art 「4人の風景」/B室:エックス展Ⅱ-若きクリエイターたちの自由表現
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外山文彦展 series of “CANVAS”1990-2010
会期:4月2日(土)~10日(日)/月曜休館/10:00~17:00(最終日は16:00まで)
会場:文学と美術のライブラリー・游文舎 【柏崎市 ※柏崎駅前徒歩5分 】 地図
新潟展(小品を中心に)
会期:5月5日(木)~5月17日(火)/5月11日(水)と15日(日)は定休日
         11:00~18:00/日・祭日・最終日17:00まで
会場:ギャラリーゆうむ 【新潟市中央区万代】※軽食喫茶併設

DM掲載のコメントから。

キャンヴァスの裏を使ったこのシリーズの発端は、ふだん人が意識しない「裏」側に意外な美しさがあると気づいた大学生時代に遡るから、かれこれ20年以上になります。今回、游文舎の柴野さんから話をいただき、同シリーズをまとめての節目の展示を開催することとなりました。シリーズとしてかたちになり始めた1990年から、昨年12月制作のものまで、20年間から選んだ作品で展を構成いたします。
※新潟市のギャラリーゆうむでは、「近作の、小品中心で」展示する予定です。
a9003909.jpg本日は、新潟市美術館ギャラリーでの「エックス展&4人の風景展」の作品展示作業。
朝からダブルヘッダー的に、2展、つごう17人の作品展示のとりまとめをおこない、なかなかハードでした。そのかいは十分にあって、かなり出来がいい展覧会になったと思います。
いつもは作業風景も写真におさめたりするのですが、帰ってみたら、今日はほとんど撮っていなかったことに気づきました。とりあえずは、数枚だけ撮っていた午前中の「4人の風景」展の作業風景を。

展覧会は15日(火)からのスタートです。

地震のことを書くのは昨日で止めようと思っていた。今週は新潟市美術館ギャラリーの展示が始まるし、今日はその展示作業だったから、そちらのほうのトピックスを書くべきだと思っていたが、どうにも原発に関して納得がいかない。なのでもう一言だけ。
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原発事故の特異性は、ひとたび事故が起こったときには国そのものを壊滅させる可能性があること、たとえそこまでいかなくても、その地域と住民には何十年以上にも渡り「見えない放射能」の後遺症が大きく残ること、にある。つまり事故が起こったら一巻の終わりなのである。
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なので、安全性に関しては何重にも担保され、事故は起きない、何かアクシデントが起きたとしても未然にくい止められるシステム設計になっているはずだった。
ところが、今朝の新聞の識者談話を読むと「人為的ミス」という話が平気で出てくるから、納得がいかなくなるのである。「人為的ミス」がはいる余地があり、実際に「人為的ミス」が(他から何もチェックされずに)スルーしてしまうシステム設計だったとでも今さら言うのだろうか。
ふつうに考えればもちろんそんなことはなく、人はミスをすることを前提に、十分なチェック機能をシステムのなかで設けるわけだから、この「人為的ミス否定できず」という能天気な識者談話に仰天してしまった次第である。非常用発電機が故障したのがそもそもの原因らしいが、故障の理由は「津波で海水に濡れたから」らしい。海水につかれば機械は故障するだろうというのは、誰でもわかること。津波があることも当然想定できるし、その対策も万全になされていなければならないから、この故障原因を聞いてそのままは理解しづらい。 新聞に寄稿した「識者」たる大学教授氏は、「緊急用の発電機が動きさえすれば問題はなかったわけで、保守・管理など、人為的なミスの可能性も…」と結んでいるが、論としてはあまりにお粗末である。
そんなかんなで原発に関してはおかしいことだらけで、それだけでなく、いわゆる「識者」といわれている(新聞にはそう紹介されている)人でもこの程度の思考だったのだと、考えれば考えるほど情けなくなってきて困るのである。
wrighter profile
長岡市在住,アトリエZen主宰。
アート作家。同アトリエをベースにアートイベントの企画・コーディネートにたずさわっているほか、長岡で発行している地域情報誌「マイスキップ」の編集にも関わっています。


■連絡はこちら↓
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